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星空の下で

「はぁ〜」祖父母の自宅から星空を見上げてそらくんはため息をついた。そらくんは小学一年生になったばかりだ。「お母さん」そらくんは寂しそうにポツリと呟いた。そらくんの母親は昨日そらくんが帰ってから買い物に行ったまま行方不明になってしまった。そらくんの父親は単身赴任の為滅多に帰ってこれない。母親が買い物に出たきり帰ってこないのでそらくんは心配になって祖父母の家に電話をした。祖父母の家はそらくんの自宅からそう遠くない距離にある為すぐに来てくれた。そして警察に連絡し行方不明届けを出した。「そうだよね」そらくんは寂しそうにもう一度呟いた。するとおじいちゃんがそらくんの傍に来て「そらくん心配しなくて良いよ、お母さんはきっと無事だと思うよ。」と優しく言った。「ほんと?本当にお母さんは平気なの?」「あぁきっと平気だよ、大丈夫だと信じよう。もう寝なさい夜遅いから」「そうだよねお母さんはきっと大丈夫だよね!ありがとうおじいちゃん。おやすみなさい」おじいちゃんの言葉に安心したのかそらくんはぐっすり眠った。 〜続く〜

4/5/2024, 11:11:57 PM