NoName

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泣き笑い怒り…また泣く。そうやって感情は巡っていく。ただ、その感情の中には"僕"ではない「女の子」が居る。僕は可愛いものが好きだ、ワンピースだったりピンク色の小物であったり。心はみんなが言う男の子では無かった。

ぼくは女の子。可愛いものが好きな女の子。

でも、なんでそう怒るの?
なんでそう、僕のことで泣くの?



ぼくには笑ってくれはしないの?


ああ、男の子でいたら良かったんだ。普通に笑って過ごすあの男の子に。






心と心が葛藤する、自身を押し殺して。

そして午前0:00が回った頃
だれも必要としなくなった"ぼく"に終止符を告げた

「ぼくだって笑いたいよ…」

12/12/2024, 3:00:45 PM