涙華

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死ぬ時も踊るように死にたい。

ショーは、踊りは私の人生だから。
私のラスト公演はこう。

あるひとつのちっぽけな街に女の子が生まれました。
女の子はある時見たショーが忘れられず大舞台を夢見ます。
念願の大きな舞台で白鳥のように舞っていると急に四肢が動きにくくなりその場に倒れてしまいます。

そこで少女は思い出しました。
自分は自由に動くことの出来ないマリオネットだったと。初めから人生なんて決まっていたと。

9/7/2024, 12:02:56 PM