るに

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私の中にある秘密の箱。
それは墓場まで持っていくと決めた箱。
出かかって食い止めた
言わなくてもいいこと、
大声で大嫌いだって
言ってやりたかったこと、
叶わないと初めから思っていて
想うことすらやめたくなったこと。
握り潰せば息がしやすくて
箱に入れれば生きやすかった。
私はただ幸せを感じたかった。
なのにクソみたいな性格は
クソみたいな世界に合わないらしかった。
寂しさと箱ばかり増えて、
ポッカリと穴が空いてくる。
そこは風通しが良くて
埋められなかった。
私と同じ思いをしてる人は
きっとそこら中にいるし、
なんなら本の中にもいる。
なのに客観視した時
自分が1番苦しそうに見えるのは
自分だけの苦しさがあって
それが絡まって解けないから。
"Good Midnight!"
涙は目が腫れるだけの水だから
なるべく流したくない。
でも今日だけは
溢れさせてあげようと思った。

10/24/2025, 3:15:07 PM