piyo

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「…あ」

驚いた。自分でもビックリする程。
その感情をたった1文字の平仮名に託した。

色々な色が混ざっているクジラの絵だった。何種類もの色が混ざっているはずなのに汚く見えない。何故か心を惹かれた。

描いてみたい、そう思った。

もっと見たい、そう思った。

空を浮いている、白いような青いような、でも少し赤いような、そんな幻想的な絵。帰り道の夕焼けに照らされているそれは、その綺麗さをもっと引き立たせているようにも見えた。

「おーい、行くよ〜」
「あっ、待って」

たった数分の出来事が、数時間に思えた。


#!マークじゃ足りない感情 0815

8/15/2025, 2:32:55 PM