俯いてしまうほど辛いことがあった日は、夜が明けるまで走るんだ。足が痛くなっても、肺がちぎれそうになっても、朝日が目を刺すまで止まらない。頬を伝う雫が、汗と混ざって落ちてゆく。流して流して泣き叫んで、心ゆくまで走り続ける。頬が乾き切った時、私はきっと前を向けているから。がむしゃらに駆け抜けた先に、私の明日が待っている。
4/21/2024, 12:47:20 PM