No.261『約束』お前と約束なんてしなければよかった。お前と安易に約束を結んだあの日の僕を恨んだ。あの日…いや、今日まで僕は普通に明日が来ると思ってた。だけど、当たり前だと思っていた日常が当たり前じゃないことを知ってしまった。ああ、ごめん。もうお前との約束を守れそうにないよ。当たり前のように来るはずだった僕の明日は当たり前のように奪い取られた。無知は罪だ。きっとこれは、特別を当たり前と考えていた僕への神様からの罰なんだ。
3/5/2025, 7:49:05 AM