Open App

好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い。
どうしよう、嫌いで終わってしまった。
まだ小さい頃は、そうやって同じクラスの男の子で花占いをして、よく一喜一憂したものだ。嫌いで終わってしまったら、私は慌てて花の真ん中の黄色い部分をむしり取って、「好き!」と無理やり肯定していた。
そうやって、"嫌い"を誤魔化していたら、嫌なことがあっても「大丈夫大丈夫何とかなる!」って、ムリにやり過ごすようになってしまった。実際はそれで何とかなったりするけど。
でもそうする度に、心のどこかでは傷がつく。転んで膝を擦りむいたような傷と痛み。
だから私は、時々はっきり拒否をして、何をしたいかを考える。
自分が可愛い?そうだとしても、傷だらけになるよりはずっとマシだ。

6/12/2023, 12:13:29 PM