勿忘草(わすれなぐさ)
豆まきの日は、新しい季節のはじまり。実際にはまだまだ寒いけどね。
ホームセンターに行くと、入り口の外には花のコーナーがある。お手ごろ価格のパンジー、ビオラ、それからクリスマスローズ。ちょっと高くなるとシクラメン、あとはスイセンかな。まだまだ冬のラインナップ。
勿忘草はあったかな。水色のきれいな小花をたくさん咲かす。春の花といえば、チューリップが思いつくけど、チューリップよりも少し早く春の訪れを教えてくれる、というのが僕のイメージ。
青系の花は、花壇にアクセントを与えてくれる。大事な役回りだ。
でも、名前と花言葉の印象が強くて、みんなの意識がそればっかりになってるみたい。ちょっとかわいそうだな。
私を忘れないでっていわれると、どこか心に重いものがのしかかる感じがして、怖いというのはわかる。
でも勿忘草の花は、せいぜい三ヶ月ぐらいしか咲かない。花後は枯れてしまう。
三ヶ月ぐらいなら、想いを預かっていてもいいんじゃないかな。そして枯れるのは、新しいスタートの合図。いずれは歩き出さなきゃね。
勿忘草はこぼれ種を落とします。花後の整理をしないと、枯れても枯れてもまた咲きます。
私を忘れないで。
2/2/2024, 11:15:05 PM