ずっとこのまま眠っていたい。
布団のなかで、体を丸めて胎児のように天国の夢を見ていたい。
天国は太陽の光が差し込む浅瀬の海。波はゆるやかで、海は白緑色をしてどこかあたたかい。砂地は乾いた黄色。
その中で、わたしはずっと微睡んでいる。どんな夢を見たのか、なにがあったのかなんて何もわからずに、ただしあわせの余韻だけを噛みしめている。
時々、何かが横を通り過ぎる。ぶつかることもなく、海が揺らめいて、すぐ近くを何かが通し過ぎたことを感じて、少しだけ目を開ける。
そこは遠くにべつの命がいて、時折すれ違うだけのわたしだけの海。静かで乱されることのないまどろみの場所。
いつか、きっとそこにたどり着く。
その確信だけを頼りに、わたしは今日も眠る。
ずっと眠っていられる場所に帰る日まで。
1/12/2026, 4:22:20 PM