題 記憶
記憶なんて消えてしまえばいい。
誰にも役に立たない記憶、傷つけて悲しませて苦しませて。
そんな記憶いらないから。
私を苦しめるだけだから、その時間が無駄だから。
苦しみも悲しみも1秒たりとも感じたくないんだ。
そうして全ての記憶を封印して、私は喜びだけで生きていける?
なぜか悲しみが、苦しみが叫ぶんだ。
ここにいるよって。
無視しないでって。
私は私なんだ。
だからこそ、その感情全ても私なんだ。
悲しいけど、辛いけど、痛いけど、でも無視しないでって
非情にかつその感情は切迫して私に言うんだ。
感じて、認めてっていうんだ。怒りも悲しみも苦しみも全て、私なんだって。
そう言われたら、言われてしまったら認めざるを得ない。
私の全ての感情が私なのなら。
楽しい事ばかりを感じていることは、自分を無視していることなのかもしれない。
どんな自分も愛してあげたい。
そう思った。
それが例え痛みを伴う悲しみや怒りを感じることだとしても。
その感情は、敵じゃないから。
自分が感じたかけがえのない気持ちだから。
そこにあることをただ許して。
私がいることもその存在も許して行けたらいいなと切に願う。
3/25/2025, 3:52:03 PM