気がつけば、雀が鳴いている
窓からは薄らと朝日が入り始めていた
頬を伝った涙の跡と崩れているメイクが
私を道化のように彩る
どんなに悲しくても、お腹が空く
空っぽの冷蔵庫を見てコンビニに行く
外見を気にする気力も無い
早朝ということもあり、人には出会うことなく
コンビニに着いた
彼が好きだったおにぎりと飲み物を買い
空腹に耐えきれず、帰り道で食べた
大して味もしない
とりあえず飲み物で胃に押し流す
彼がいる病院に行かなければ、最後に言った言葉を聞くために
『さよならを言う前に』
8/21/2024, 5:48:00 AM