詠み人知らず

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君が笑顔で指さす先に

いつだって正しく僕の未来があった

この重い体を動かすには

君の意思が必要だ

僕と君は二人で一つ

君は僕の魂そのものだった

けれどもある日

僕の魂はこの体から転がり落ちて

何処かへ行ってしまった

それ以来

簡単なことが難しくなった

見えていたものが見えなくなってしまった

何処へも行けなくなってしまった

どうかどうか、

君にもう一度会えますように

脳が醒めて血が巡り

体は軽く心は満たされ

この世界を縦横無尽に

飛び回れる日がきますように

◼️不完全な僕

9/1/2024, 9:28:11 AM