苺狩りに興味津々な君を連れて、ちょっと遠いが馴染みの観光農園に車を走らせた。
途中に点在するサービスエリアで君の機嫌を回復させつつ進むこと二時間、目的地に到着。
君には思う存分苺を楽しんでほしいから、一棟まるごと貸し切りにしたよ。
「人気ないんですね」と機嫌の悪さからか失礼なことを言う君に、苺の採り方をレクチャー、種まで真っ赤に色づいた完熟の苺を採ってみせる。
「変な形、食べても大丈夫なんですか?」そう言い終わる前に君の口腔に特大の二番果をねじ込んでやった。
文句は食べてから言いなさい。
テーマ「君は今」
2/26/2024, 5:50:39 PM