語り部シルヴァ

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『My heart』

物心ついた時には両親はどこかへ行ってしまった。
大きな家で家の主人に仕えろと言われた時には
自分の人生を悟った。

ボロ雑巾のように扱われ、使え無くなったら捨てられる。
僕は死ぬまでこの人の道具なんだなと...

...思っていたが、想像よりも主人は優しかった。
必要な教養や知識を設けてくれたし、
こんな僕にでもありがとうと言ってくれた。

親にも言われた記憶のない言葉が胸を震わせる。
そしてそんな主人だから僕はあなたに仕えることを決意した。
あなたが死ぬ時は僕も死ぬ時。

あなたの心臓となって永遠に仕えます。
肩膝をつき手の甲にキスをした。
いつもより頬をが赤い主人は照れくさそうに笑った。

語り部シルヴァ

3/27/2026, 11:50:42 AM