太陽の源
夏には不思議な静けさがあります。
それが彼女の瞳に映しませんようにと何度願ったことか。
その日は、燦々と太陽が輝き人々の熱気が天へと昇っていくような昼でした。
瞬いた彼女の焦げ茶色の瞳に私は思わず目を細めます。
「あなた、もう火照っているから部屋に戻りましょう。」
彼女の肌はヤンチャで美しい色でした。
頬は薄く色付き、素の肌の色ではじっと見つめないと分からないくらいでしたが、見つめるにはあまりに毒であります。
命の形をした彼女はいつも甘美な熱を放って居ました。
3/17/2026, 4:17:24 PM