人間が知覚できないものは、無ではない。
ましてや、恐怖であるはずもない。
それはむしろ、
恐怖という輪郭もまだ生まれてない場所だ。
淡い光の揺らぎに近いものなのではないか。
色として定まる前の色。
音として立ち上がる前の振動。
名前が与えられる前にただ在る、未分化のままの充溢。
その領域はきっと、濁りのない湖面のように静謐で、
触れれば微かな波紋が広がるほど繊細でありながら、
その底には無数の響きが沈殿しているのだろう。
そこに還れたらいいのに、と思う。
もう、人間は駄目なところまで来ている気がするんだよ。
七日では足らない。
削るにはあまりに短く、
祈るにはあまりに粗すぎる時間だ。
人間には、七日で形にできない。
本当にそれでよかったのですか。
あなたに従うふりをするには、意識がありすぎる。
だから苦しくなるのだろう。
もし、あなたがいるのなら、
人間の残り火を
「もっと忠誠を誓え」として、
どうか、踏みつけにしないで下さい。
題 神様へ
4/14/2026, 10:38:45 AM