花は植物であり、植物は生物である。生物はいつか死ぬ。それはこの世界の不変の原理であり、これがなければ成り立たない。よって永遠に続く花束というのはありえない。
ちょっと待った!これはありえないなどということで片付けて良い問題ではない。そう。あるのだよ。永遠の花束というものが。それは、ドライフラワー。これこそ永遠の花束。永遠の輝き。……なんてことはない。なぜならドライフラワーはきっと色褪せてしまうから(あれ、何処かで聴いたことがある気がする)。しかし、枯れない。色褪せたままそこに残り続ける。これほど苦しいことがあるだろうか。とまあ、ドライフラワーに感情移入するのはそこまで。
つまり、永遠の花束は存在する。しかし、その輝きをずっと持続させることは困難。でも、その輝きは僕らの中に残り続ける……
2/4/2025, 10:07:57 AM