「曇り空って嫌いなんだよねー」
隣の彼女は言う。理由を聞きくと空から僕に視線を移し
「なんでってそりゃー、青い空が見えない……から?」
疑問系で返すなよ……
「君にひとつ教えておこう!私はね、蒼が好き。晴れてれば、海も空も山でさえ青色に染まるんだよ。」
見てればわかる。いつも青い色を身につけているのだから
僕がこんなんじゃなければ、海も空も山ももっと色々な所に行って一緒に見れただろうに……
「私が1番好きなのは、ここで見る青い空。」
窓から心地のいいそよ風が、彼女の髪を撫ぜる。
「ねぇ、蒼?私はあなたが好き。いい加減気がついてよね?」
僕は鈍いなー……爽良も僕のこと好きだったなんて
ありがとう、ごめんなさい
3/23/2025, 12:30:55 PM