靄の底から
太陽が姿を現す
さっきまで夜の真っ只中だったのに
明るくなった
まるで空が表情を変えたように
日の出というものは
まさにそういうものなのだろう
夜で暗くなった地球の反面を
明るくするためのもの
山の上から
のぞくその日は
真っ昼間の太陽とは
姿が違うように思える
同じ太陽のはずなのに
どうして姿が違うのか
地球は回る
朝昼晩と繰り返し
星の安寧を保つため
そして生まれる
日の出と日の入り
世界ではすっかりそれが当たり前となっているが
果たしてその認識は正しいのか
もしくは
当たり前だと思っていることが
誤っていることになっているのではないか
日の出という存在に
私は大きく狂わされた気がする
1/3/2025, 12:22:20 PM