まにこ

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反抗的な光を宿す、その瞳が大好きだ。
どれだけ屈辱的な目に遭わされても決して屈しない貴方が大好きだ。
「……早く、解放しろ」
快楽に喘ぐ唇は僕に対する憎しみを紡ぐ。
まだまだやれる。まだまだ貴方と遊べる。
その事実が嬉しくて仕方ない。
「余裕ですネ、お義父さん」
存外、低い声が出てしまった。
組み敷いた男が小さく震える。
嗚呼可哀想。どうやら怯えているようだ。
「も、う……嫌だッ」
逃れようと藻掻く手を優しく上から絡めてやる。
足りない、貴方がまだまだ足りない。
夜はまだ、始まったばかりである。

3/19/2025, 12:06:30 AM