微熱の定義を調べたが、特に決まりはないようだ。
感染症法によると37.5度が“発熱”で、確かにそこを超えると出勤や入館がアウトになることが多い。
さらに38度で“高熱”になるようだが、こちらの数字にはどうも違和感がある。発熱したら易々と超える人が多いのではないか。
「高熱が出て」と休む理由には使えそうである。
微熱の定義はないものの、自分の中ではなんとなく37度を超えたら、という感覚がある。上はコロナ禍前までは37.7度くらい、今は規定に沿って37.5度未満。気分的には37度を超えると半病人、38度で病人になる。
ただ平熱が35度台の人にとっては37度台でもかなり体温が高い状態なので、数字で切ってしまうのも本当はおかしな話ではある。一人ひとりの平熱を確認することは難しいのでやむを得ないのだが。
ところで、老いも若きも男性が「具合が……熱っぽい……」と重病人の顔で訴えてきた場合、体温を測ると37度にすら到達していないケースが散見する。以前から不思議に思っていたが、これもきっと平熱が低かったということなのだろう。
『微熱』
11/26/2023, 1:49:23 PM