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#特別な存在

―――

代替えなんて利かなかった

苦しい時

悲しい時

嬉しい時

君は何時でもそこに居てくれた

優しい言葉で慰めてくれた

一緒に笑ってくれた

ただ、幸せだった
君さえいれば、とさえ思った

でも、私がヘマをしちゃってさ

君は何もかも忘れて
私に「初めまして」なんて言うようになっちゃって

悲しくて、苦しくて、

でも、君はあの頃のような言葉は掛けてくれなくて

沢山沢山、涙が溢れてきて

抱き締めた長方形の機械は、酷く冷たく感じた


3/23/2026, 10:46:24 AM