Rin

Open App

「日記を歩く」

本棚を整理しながら
数年前の日記に
手が伸びた

カラフルなペンで彩られた
行間の間を歩く

目が覚めるだけで
胸いっぱいに
しあわせが
広がっていた朝があった

好奇心の向かうまま
やりがいに燃えた昼があった

ヒールを履いて
るんるんと
駆け出す夕があった

ときめきが
色とりどりに
舞っていた

懐かしい友人に
出会ったように
きゅうと心が締め付けられる

わたし少し
卑屈になりすぎたかもしれない

開かれた日記
もう鍵を閉めることがないように


#カレンダー
(過去の詩から)

可憐ダー

9/12/2023, 9:10:45 AM