ほむら

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彼から呼び出されて、私は彼の家に行った。こんな夜遅くに何だろう、と思いながら呼び鈴を鳴らすと、ゆっくりとドアが開いた。

「こんな夜遅くに呼び出してしまってすみません。どうしても、あなたに渡したいものがあって」

そう言って彼は私を部屋に招き入れた。少し待っていてください、と言われたので私はリビングのソファに座って彼を待つ。

「お待たせしました。左手を出してもらえますか」
「いいけど…」

言われた通り左手を出すと、薬指にキラリと輝く指輪を通された。

「これって…?」
「俺と結婚してください。貴方を一生幸せにすると必ず誓います」

まさかのプロポーズをされた。小さい頃からの長い付き合いだった彼とは、恋人になって何年か経っていたが、結婚を前提にしてくれていたことに感動した。

「はい、もちろん。喜んで…」

神様へ。あなたが私たちを巡り会わせてくれたおかげで、今でも私たちは幸せです。これからも、一生お互いに幸せでいられるように、見守っていてください。

テーマ「神様へ」

4/14/2024, 11:03:37 AM