りんご飴

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目に映る光景は、木々と山ではなく、沢山のビル。拳を握り、深く息を吸う。ついに、街へ行く時が来た。
人混みが、私を揉みくちゃにする。太陽がコンクリートを照りつけ、額が汗を伝う。そんな中、私は背の高いビルを見上げた。見たことがない物達に、思わず目を輝かせてしまう。信号機の色が青に変わり、歩き出す。様々な人のファッションに目移りする。
ドンッと左肩に強い衝撃が走った。痛みとともに前を見ると、小柄な少女がよろけていた。涙目な少女に、手を伸ばす。少女はしっかりと私の手を掴んだ。少女の黒い純粋な瞳が、煌めいた気がした。
少女は、ふわりと口角を上げた。心臓が飛び跳ねる。私も、少女に笑いかけた。

街に行ったら、素敵な出会いが出来た。そう、メモを残した。

1/28/2026, 12:15:43 PM