気づいたら目で追ってる。そんな存在。
向こうは僕のこと名前すら知らないかもだけど。
僕は、君が優しくしてくれたあの日からずっとあの笑顔が忘れられないんだ。
行動しなきゃ距離は縮まらない。僕のこと認識すらしてもらえない。
だからいい加減こんなふうにコソコソしてないで話しかけなきゃいけないんだけど、勇気が、なあ。
でもそんなことしてたら君は誰かにとられちゃう。それも嫌だ。だから意を決して話しかけるよ。めちゃくちゃ緊張する。どんな顔向けられるんだろう。不安ばっかり頭によぎる。
でも、それでも君のこともっと知りたいから。僕の一匙にも満たないような勇気を振り絞って。今から君の名前を呼ぶから。だからどうか、受け入れて。
「ねぇ、あのさ――」
3/24/2024, 9:47:56 AM