透久野影朗

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パッション恋と笑っていた夏
気温と体温、はたまた心音
バクバクバクバク止まらず暴走
はっちゃけ溺れれた恋

なんて

騒いでた日々が過ぎた。コオロギが子守唄歌う。
夏が過ぎた。熱が冷めた。
楽しい日々が、いつの間にか
冷静な空、飛んで行った

どうしようもないくらい、時差ボケのような、
君への気持ちに違和感があった

ほら今手を、繋ぎたいような、繋がなくていいか

また、明日があるか。

ほら、もういいか、このままでいいか、
また、明日があるか。

冷たい空が僕の頬をつねる。
いつもそこに君が、いた
道端に落ちた金木犀が僕の鼻をつまむ。
いつもそこに君が、いた

秋の恋は、夏のパッションよりも
ほのかな香りと温かみがあった。
そこにあった。

9/21/2024, 2:08:13 PM