衝動的に飛び出してやってきた場所は
見ず知らずの街
顔も名前も知らない人々
お金くらいは持ってくればよかったかな
帰り道も分からない
声をかけてくれる人もいない
でもそんなの苦じゃなかった
誰も干渉してくれない
見向きもしてくれない
それがただただ心地よかった
私を一人にしてくれた
今までとは違う新鮮な空気
酸素ってこんなに美味しかったっけ
ゆっくり目を瞑る
もうちょっとだけここにいさせて
あと少しだけ
あとちょっとでいいから
もうあんな地獄には戻りたくないから
5/15/2025, 3:51:38 AM