容姿が良くなくて、頭も悪く、運動音痴。
友達もほとんどいなくて、親も自分をわかってくれる存在ではない。
SNSでもフォロワーが少なくて、見向きしてくれる人は皆無。
━━それでも、
手元にあるスマホ、タブレット、ノート、スケッチブック。
これらは私が今まで数年かけて作り上げた『物語』の結晶。絶望の淵に立たされた私を何度も救ってくれた存在。
プロットが書かれたメモ、完成したお話と作成しては数えきれないくらい没にしたお話、キャラクターイラスト、資料探しのための膨大な検索履歴…
誰にも見られることもない拙い『物語』だが、今でも『輝き』は鈍っていない。
『物語』は『心の世界』。もはや私の心そのもの。私が生きる世界。
『心の灯火』は未だに消えていないから、外の世界で見向きされなくても━━大丈夫だと、言い切れるのだ。
9/2/2022, 10:49:35 AM