ほら、見てごらん
手を引かれて、
目隠しをしていた手を解いた先には。
充分すぎるくらい暖まった体を寄せて、
片手を差し出される。
ねえ、そんな目で見ないでよ、
星どころじゃないでしょ。
そう考えながら、無意識に手を繋いでしまう。
この姿を写真に収めたいくらい。
そんな衝動を抑えつつ、また星空を眺める。
ねえ、そんなにじーっと見つめないでよ
しまった、またきみばかり。
だって、星じゃなくて私を見て?
って顔してるからさ。
ぼくが、写真を撮りたかったのに、
また、先を越されちゃった
きみのアルバムに一枚、二枚
ぼくのアルバムに、一枚
この子には敵わない。
ベランダの鍵を閉めようとしたとき、
あ、流れ星。
ねがいごと、、
「一年先も、何十年先も、一緒にこの空を眺めていられますように。」
12/1 「凍てつく星空」 8
12/1/2025, 1:30:23 PM