ススキをすぅっと通り抜け消えるようにして 居なくなったあなた かつての当たり前の日常の懐かしさ秋の木の葉を風にまとわせ 冬のかおりを漂わせる しんと静まり返った空はうすく張り詰めた氷のように危うい均衡を保っている 肌寒く人肌こいしくなるあなたからのお便りはひとときの未読のままに
11/10/2023, 1:37:09 PM