君は知らないだろうが、僕は君をずっと好いていた。
友達としてではなく、恋愛対象として。
そんなことを言ったら君はどんな顔で僕を見るだろうか。それが怖いから、「好きだ」の3文字は一生懸命口にだせない。
怖いくせにこの気持ちを知って欲しい。自分を恋愛対象として欲しい。あわよくば、結ばれたい。なんて、
たった3文字も言えない人間が言えることじゃないと自分でも思う。それでも、やっぱり知って欲しいから「好きだ」と言わずに君に好きだと伝える方法を試してみる。
好きなことを君に知られた瞬間、僕はここにはいられなくなるけど。それでもいいから。
今日は君の好きなジュースを買ってきたんだ。それから、不自然じゃないように距離も縮めたい。
これで君が気づいたら、僕の負けだ。
僕が負けたら僕のいない毎日を送って、僕の要らない昼に気づいて、僕の知らない夜を過ごしてくれよ。
じゃないと、僕はずっと君を思ってしまう。
「好きだ。」を言えないけれど、
君に僕は必要ないかもしれないけれど、
誰よりもずっと、君を想ってる。
4/9/2024, 1:59:38 PM