誰か
高校生の頃、吉田としさんの作品に親しんでいた…その作品の一つに
誰に捧げん
って、コバルト文庫の作品があり、何度も読み返していた…
今で言うオタクだった僕には、勿論、恋愛なんて遠い世界の話で、恋愛小説を読み漁っては、主人公になりきって、妄想に耽っていた…
特にこのタイトルの、「誰か」と言う、まだ見ぬ誰かとの恋を願う主人公に、自分を重ねる事が出来て、何度でも、楽しめた…
今でも、つい、
誰か…
と口癖になっている…その誰かは、今でも特定の誰かじゃなくて…もう、年老いた自分を、鏡で見つめ乍ら、自嘲しながら…
10/3/2025, 3:24:25 PM