ゲーブルカーで山を登るのが好きで、機会があれば乗ってみる。山頂の展望台で、景色を眺めるのもいいけれど、このしだいに上がっていく感じがいい。
人の足では追いつかない速度で進む中、登る斜面のきれいな緑や山肌を見たり、下の街の景色を眺めたりとあちこちに目を向ける。そして、遠くの街が一望できるくらいまで上がると、空と下界が一つの世界になる。うぉーと思う。!をつけるのでは、なんだか軽い。もっと心が動いている。
箱根のゲーブルカーで上がった時、山を一つ超えると、目の前にどーんと富士山の先っぽの美しい形が見えた。思わず、わぁーっと声がもれた。
それはやっぱり、!じゃ全然足りない。
「!じゃ足りない感情」
8/16/2025, 8:05:39 AM