下を見ながら歩いていると
ポタポタと目の前の地面に雨粒が落ちて来た
雨かな?
空を見上げると、晴天
頬に当たる雨が重力にしたがって顎まで流れ落ち
雨水の通り過ぎた部分がヒヤリとする
晴れてるのに雨
狐の嫁入りってやつかな?
また、するりと頬を流れた雨水が口の中へ
口内に塩味が広がる
ん?しょっぱい雨水?
次々に頬から伝う雨水が、流れ落ちていく
あぁ、雨ではなく涙なのか
そう理解して、また下を向き歩き始める
私の通り過ぎた道に転々と落ちている水が
止まる日は来るのだろうか
その時、この胸の痛みも止まるのだろうか
今日も明日もその先の日々も
私の心は梅雨模様
6/1/2024, 10:32:36 AM