肌寒い2月の中旬
乾いた空気の漂う駅のホームで
ホームに電車のアナウンスが響く
電車の前照灯が僕の右半身を照らし出す
電車の迫ってくる音を聞きながら一歩前に出る
それに伴い僕の心臓の鼓動が五月蝿く鳴り響く
その音に聞き馴染みのある音が入り交じる
しかしすぐ電車の音と心臓の音にかき消される
だがその聞き馴染みのある声が一言
僕の耳に届いた
無言でいなくなろうとすんなばか!
聞こえるはずもない君の声がする
今日この場所に決めたのは誰にも言ってない
たぶん幻聴だったんだろう
2/15/2025, 10:48:41 AM