離れて。距離をとることをさみしい、と思ってしまうのだから、まだこの生活は肌に馴染んでいないんでしょう。一人で生きられる者同士でなければ二人で生きられない、なんて宣ったまま冬になりました。手が悴んで、凍えてしまう。手編みのマフラーは時間を手渡すのと一緒ですね。首のところが重たい。これに締められて、極楽浄土へゆきたいです。
指先の温度がしなくなってから屋根の中に入るのが怖いですか。痛みよりも痒みのほうが耐え難いらしいじゃありませんか。手が真っ赤になってしまっていますね。我慢した分だけ我慢できなくなっていくとしたら、って考えたことがありますか。ロールプレイング・ゲームを信じ込んだらいけませんよ。人は擦り減る生き物ですから。本当は、距離を置くべきだと思いますよ。
12/2/2023, 10:39:27 AM