夜勤の中、一段落ついて廊下を歩いていた。
疲労も出てきたから、目を覚まそうと飲みものを買おう。
窓から外を見ると、夜景の中にたくさんの照明がキラキラ輝いている。
ここは都会のど真ん中にある大きな病院だから、この都市を見下ろしていた。
と、言っても高層ビルが近くにあるものだから、この病院も見下ろされているんだけどね。
もっと高いところから見える景色であれば、ジュエリーボックスのような夜景ってやつになるのにな。
このキラキラとした都市の中には、気になる彼女もいる。
俺の手で届く限り手を差し伸べていきたい。
そんなことを思いながら、自販機で買った飲みものを口に含んだ。
おわり
五六八、きらめく街並み
12/5/2025, 1:29:34 PM