川瀬りん

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『きらめき』


学生時代が一番きらめいていたと思う。
だけど振り返ってみると、大した青春もない。恋愛だって上手く出来なかったし、友達だって多くはなかった。遊んだ記憶もわいわいとした記憶も少ない。

しかし、興味のあることを直接教えてもらえた。
興味のあることを研究できた。
社会人になってからじゃやること自体が難しい運動だって出来た。
社会人になったら興味のあることは独学。わからないことがあっても聞く先生もいない。
運動も続かないし、学生時代にできてた複数でやる競技も一人じゃ出来ない。

当時は辛いこともあった。HSP気質だとは知らずに過ごした学生時代は集団生活に馴染まなく、体調不良ばかりだった。不登校にはならなかったけれど。
でも、振り返ればあの頃が一番時間があってあの頃が一番きらめいていたと感じる。

刺激には弱いけど、刺激が一番きらめきを感じるのである。
もうあの頃のような刺激は与えられないのだろうか。



ノンフィクション 2023/09/05
(いつもは創作だけど今日は心の声)

9/5/2023, 5:52:51 AM