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『夏の忘れ物を探しに』



 早朝の涼しさに 移りゆく時を知る
 また1つ歳を取る 寂しさに似た…痛み

 楽しんだ人もいる 何も無い僕もいる
 でも夏は此処に居た その価値は同じ…重さ

 まだ暑い残暑のなか しなかったことを思う
 まだやれるだろうかと 悪戯に火をつける

 恋という花火がある 愛という盆もある
 夏らしい食べ物で 今夜は騒ぎたい

 告白のようなもの それも君に届けたい
 感謝だとかありがとう それだけでも伝えたい

 忘れ物…探してる 夏が去るその前に
 何かしたことだけが 生きていた跡になる

 

9/2/2025, 10:10:02 AM