僕はいつだって誰かの中心にいた。
依存に近い愛情を注がれてきた。
僕はそれがどうしても理解できなかった。
なぜ?
僕は全く違う生き物なのに。
僕が生まれたのはここじゃない。
未来の遠い星に生まれてきた。
僕の見た目は異質だからこの星に送られてきた。
記憶もないくらい昔のことだ。
でも見た目はやっぱりここでも違うらしい。
何度も好かれた。
何度も“堕ちてやった”。
その度に捨てられた。
否、死んでしまった。
彼らや彼女らはとても脆く弱かった。
僕が心から愛している人もいつかは死んでしまう。
その時にはとびきり綺麗な花をあげよう。
それでも僕は愛する人と生きてみたかった。
でもまあ、僕にも___
[永遠なんて、ないけれど]
9/28/2025, 8:38:00 PM