飛行機で雲の上まで行って、何時の何処の空か分からない場所で時間を遡ったりウチとソトの境界の認識を曖昧にしている間、なにものにも囚われない自由が空にはある気がしていたね。
だけど大人になって領空というものを知り…、
子供心ではあいまいだと思っていた世界にも、大人には解る答や理があることを知った。
私が知らないだけで、世界の真理は実はわりとはっきりとしているのかもしれなくて、長く長く生きていくうちにその正体は更に明確化されていくのかもしれない。
私が知らないうちにぜーんぶ決まってた。なんて不自由なの。
なんて思うこともあるけども。
何も知らなかった頃の自由にはもう戻れなくとも、あの頃感じたあの『あいまいな空』への憧れは、その瞬間の歓喜や焦がれるような感覚だけは、ずうっと鮮明に覚えているね。
6/14/2024, 11:01:28 AM