すこし背伸びをして、
すこしお洒落して、
すこし言い方を丸めて、
すこしだけあなたを夢見る。
あなたは変わらないけれど、
わたしは変わり続ける。
自分を歪めて収まる隣は
不自由ながら愛おしい。
白い私を染めたのはあなた。
なんて、皮を開けば未だ白いのに。
/もしも君が
まるく、まるく削りあげて見えたつるんとした側面を美しく染かあげる。墨のように刻まれるそれは所有印。しかし抉れるような衝撃には耐え難く、何も無いからっぽの私がすぐに顔を出す。取り繕うまでもなく、外側を磨いたって、ただの詭弁。
6/14/2025, 3:39:05 PM