私には無数の目がある。腕にも腹にも背中にも足にも。東西南北天地六方を常に見ている。が、目が無数にある事はそんなにいい事ばかりではない。出会う人にはまず気味悪がられ避けられ罵られる。恋した相手にも同じだ。けれども、本当はただ君だけを、君の姿だけをこの目で見ていたい。(ただ君だけ)妖怪・百目鬼の恋物語っぽいお話。
5/12/2025, 12:05:51 PM