暗闇から声がする。
ねえ。
今そこから声がする。
ちょっと。
あなたは誰なの、
なんて
後ろに向かって言ってみるけど
誰もいない。
もしかしたら
目に見えないのかもしれない。
いつもそこにいるような気はするから
声をかけてみる。
ねえ。
そしたら子どものような声がする。
はぁい。
パッとまた後ろを見てみると
今度は姿が見えた。
少女で腕に光るものがついていた。
よく見るとトランシーバー?のようなものだった。
少女はにこにこしながら
もう片方のトランシーバーを差し出してくる。
でも受け取ろうとすると
スっときえてしまう。
疲れてるのかと思って
占い師に聞いてみたけど
ごめん、わかんないやー。
なんて呑気なことを言われて終わりだった。
腕は確かな占い師だから
多分わかって言ってたんだとは思うけれど。
"Good Midnight!"
少女がいると思うと
1人じゃないって思うと
心も楽になって
安心して眠れるように…。
2/19/2025, 2:47:08 PM