花咲

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『マグカップ』

眩しい太陽の日差しで目が覚めた日曜日。
もぞもぞと布団から抜け出す。隣に眠るのは、愛しい彼。
まだ気持ちよさそうに眠る彼の、サラサラとした髪の毛を撫でてから、起こさないようにそっと布団から抜け出す。

リビングに出て、まず喉を潤す。
それから食パンを取り出してオーブンにかける。
パンを焼いている間に、目玉焼きを焼く。彼半熟。あたしはかため。
それと同時にコーヒーミルにコーヒー豆を入れて挽く。
水を入れて、コーヒーを沸かす。
朝の光景。

しばらくすると、食パンが焼けたいい匂いと、目玉焼きが焼ける音がした。それと同時にコーヒーのいい香りが、あたしの頭を目覚めさせる。

できあがったものをお皿に乗せて、テーブルに並べる。
いい香りのするコーヒーを2人でお揃いで買った、お気に入りのマグカップに注いで、気持ちよさそうに眠る彼を起こしに行く。

今日も幸せな朝が始まる。

6/15/2025, 11:11:14 AM