虹のはじまりを探して
― まだ見ぬ誰かを信じて歩く私の物語 ―
静かに雨があがった朝
濡れたアスファルトに 小さな光が揺れてた
この空のどこかに あなたがいるなら
私は迷わず その空を選ぶわ
傘の下じゃ隠せない
心のざわめきを知ってた
ひとりきりの帰り道
名前も知らない未来に そっと手を伸ばした
ねぇ、虹って どこから始まるんだろう
私のこの胸から 空にかかってゆくのかな
誰かの心とつながって
ほんの少しでも温められたら
虹のはじまりを探して
今日も空を見上げている
会えない誰かへ
声にならない想いを風に預けて
歩いてゆく あの日夢見た場所へ
色のない世界に 自分の色を重ねてく
ふいに届いた優しさに
涙こぼれた午後三時
見えない何かが 私を試してるみたいで
だけど負けないって 笑える気がしたの
誰かを想うことが
こんなにも苦しくて
それでも綺麗って思えるなんて
恋って、やっぱり不思議ね
ねぇ、虹は雨のあとにしか
見えないって知ってるけど
こんなに晴れてる今だって
あなたに逢いたくなる
虹のはじまりを探して
答えのない旅は続く
でもそれでいい 信じていたいの
あなたが私の空に
いつか虹をかけてくれるって
そしてふたり
その下で出逢える日を
私はいつまでも待ってる
7/28/2025, 10:22:14 AM