宮平和実

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「目が覚めると」

 目が覚めると、彼が私の隣で寝ていた。
 彼の寝顔を見ると、なんだか安心する。
 昨日、彼は夜遅くに帰ってきたのだろう。
 私は彼を起こさないように、静かに起き上がる。
「おはよう」
静かに起き上がったのに、彼は起きてしまった。
「おはよう。ごめん。起こしたよね」
「ううん、大丈夫」
「お仕事お疲れ様!」
 私は彼に言った。
「うん。君もお仕事お疲れ様!」
 私は頷いた。
 君と私は笑顔で笑い合っていた。

 

7/10/2024, 12:14:11 PM