夜空を越えて雲の切れ間から、ひときわ明るい星が瞬いた。星を追いかけるように、海岸をゆっくりと歩く。暗い海に月の光がゆらりと揺れて、道のように伸びていく。その細い光の道をたどれば、まだ誰も知らない場所へ辿り着ける気がした。波は静かに寄せては返し、まるで「進んでいいよ」と背中を押す。足もとに冷たい潮が触れた瞬間、胸の奥で眠っていた勇気がそっと目を覚ます。遠くで小さな白波が跳ね、月明かりに照らされて、まるで笑っているようだった。
12/11/2025, 2:06:54 PM